建物の中で、いちばん熱の出入りが大きい場所、すなわち、
せっかく冷暖房で空調した気温が逃げていく部分、それが「窓」なのです。
以下のイラストをご覧ください。
他の、外気に接している「屋根」「換気」「外壁」「床」がそれぞれ3％～15%なのに対して、
窓の部分については、これを大きく上回るパーセンテージが示されています。
つまり、この窓からの熱の流入を抑えるだけで、
省エネ効率は格段にアップするということになるのです。

冬場や梅雨時のあのいや～な結露の原因は、外気温と室内気温の温度差が主な原因です。
内窓を取り付けて、二重構成にすることで、結露は大幅に少なくなります。

二重窓化することによって、得られるメリットはまだまだあります。
気密性を高めることで、熱の遮断だけでなく、防音効果も期待できます。
調査によると、二重窓化によって低減される騒音のデシベル値は、約15dBになります。
人の耳が感覚的に半分以下と感じるのが、ちょうど10dBですので、
15dBというのは十分騒音対策に効果が期待出来る数値と言えるでしょう。

二重窓は防犯にも役立ちます。
いわゆるプロの泥棒は、短時間で効率的に侵入出来る家屋をターゲットとして狙います。
二重窓にすることによって、視覚的にも侵入し辛い印象を与え、
実際に狙われても時間と手間がかかるため捕まえられる確率が大幅に高くなることから、
防犯対策にも一定の効果があります。
また、内鍵のカスタマイズも可能ですので、より防犯効果を高めることも可能です。

二重サッシリフォームの対応可能な場所は、リビングだけではありません。
寝室はもちろん、冬場に寒さが気になるお風呂、キッチン、トイレなどへの取付も可能です。