一体型トイレの組合せ型(分離型)トイレとの違いって何?

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一体型トイレの組合せ型(分離型)トイレとの違いって何?
水廻り
2021年10月13日
「このトイレ、うちのとなんか違う形だな?」と興味を持たれたことはないでしょうか?
洋式トイレには、一体型と組合せ型(分離型)があります。今回は一体型トイレの特徴を知って今後のトイレ選びにお役立てください。

一体型トイレってどんなもの?

hikaku

 

一体型トイレのフォルム

トイレを構成する主なパーツは3つあり、用を足すための便器、腰を下ろすための便座、水を流すためのタンクから成り立っています。これらのパーツはトイレによっては1つに合体しており、3つのパーツが一体となったトイレの総称が一体型トイレです。

 

組合せ型トイレとの違い

トイレのパーツが一体になっている、と聞いても違いが分かりにくいかもしれませんが、実物を見比べると一体型トイレと組合せ型トイレには大きな違いがあります。一体型トイレは、パーツが合わさっていることによって凹凸が少ない形状になっていて、フォルムが非常にスマートです。また、一体型トイレには手洗いがあるタイプとないタイプがあります。この違いでサイズ感が変わってくることも覚えておくと良いでしょう。一体型の手洗い器は、別途洗い場を設けるよりもスペースを節約しやすいという点が魅力だと言えます。

 

主要メーカーの一体型トイレ

preus_hsLIXIL プレアスHS
コンパクトなタンクで流線的なフォルムのプレアスHS。背の高いタンクなので手洗いがしやすい位置にあります。継ぎ目をできるだけなくした便座の構造をとっており、汚れが入り込んだりしないので掃除も簡単で清潔です。

 

 

amage_zaLIXIL アメージュZA
フチをなくしたフチレス構造が特徴です。便座の部分が真上にしっかり上がるから、お掃除できなかった便器とのすき間汚れが奥まで楽に拭き取れて、気になるニオイの元もカットします。LIXILはノズルが2本。おしり洗浄用ノズルとは別に、女性にやさしいビデ洗浄用ノズルを搭載されているのがうれしいですね。

 

zr1TOTO ZR1
洗浄水量は4.8Lと従来の節水便器に比べて約70%も節水してくれます。便座とウォシュレット本体との段差が小さく、スッキリ広々と感じられる便座です。

 

 

 

gg1_800

GG1-800
手洗いしやすい高さ・深さ・広さを追求した深ひろボウルを備えた手洗い付きです。水を吹き付けクッションを作る「プレミスト」と陶器表面に親水性のあるツルツル加工が施された「セフィオンテクト」の相乗効果で汚れが付きにくく落としやすいトイレになっています。

 

 

 

一体型トイレのメリット

一体型トイレについて知るために、一体型トイレのメリット・デメリットを見ていきましょう。

一体型トイレは、比較的新しいタイプのものであり、凹凸が少なくすっきりとした外見がトイレルームを広く感じさせてくれるという点がメリットです。トイレは基本的に一人だけで入るプライベートな部屋ですので、広いことで精神的にくつろいでリラックスできる空間になるでしょう。

また、凹凸が少ないことによるメリットは外見だけではありません。凹凸によって生まれる隙間や窪みに汚れが溜まってしまうということがなくなるため、きれいな状態を保ちやすくなります。簡単な拭き掃除だけで清潔さを維持できるようになるため、日々のトイレ掃除の手間を大いに軽減してくれることでしょう。

他にも、節水しやすいという点も一体型トイレの大きなメリットとして挙げられます。もちろんメーカーや商品によって差はありますが、一体型トイレは組合せ型トイレに比べて洗浄水が少なく済むものが多いです。例として、TOTOの「GG」は従来のトイレの標準的な水量と比べて、洗浄に必要な水がなんと70%も軽減されています。年間で最大3万円ほど水道代が節約できるケースもあるため、水道代の高さに悩んでいる方は導入を検討されてみるのも良いかもしれません。

一体型トイレのデメリット

対して、デメリットとして挙げられるのは故障に弱いという点です。一体型トイレはその名前通り、すべてのパーツが一体となっているのが特徴なため、どこか一部に故障や不具合が出た時にその部分だけを交換することができません。故障した場合はトイレを丸ごと交換することになり、破損はもちろん、経年劣化に際しても修繕費が高くついてしまいがちなのです。この点に関しては、部品ごとの交換が可能な組合せ型の方が優れていると言えるでしょう。

また、節水が重視されている点はメリットなのですが、その点が原因で経年劣化に伴い、詰まりやすくなってしまう場合があります。長い目で見たメンテナンス面には不便な点がいくつかあるため、導入する前にはメリットとデメリットを考慮した上で選ぶようにしましょう。

 

選び方の基準

トイレ選びに何より重要なのが、ご自宅のトイレルームの面積に応じたサイズ感です。手狭になってしまうと想像以上に不自由さを感じてしまうため、ある程度の広さを確保できるサイズ感のトイレを選ぶことをおすすめします。特に小さなお子様やご高齢の方など、トイレの使用に不自由があるご家族とお住まいの場合、その方にとっての利用しやすさを優先的に考慮してあげるのが良いでしょう。

価格面では、組合せ型トイレはリーズナブルなものが多く揃っており、一体型トイレも価格帯は広いですが、比較的安価なものも存在しています。トイレは毎日のように利用する設備ですので、安さだけを求めるよりも快適さを追求した方が、長い目で見た満足度は高くなりやすいでしょう。そして、購入時の金額だけでなく、節水性能を含めた長期スパンでの費用で金額面を考えることも大切です。

また、交換費用に難があると思われる場合には、一体型トイレと同様にコンパクトなトイレの選択肢として、タンクレス式のトイレも人気があります。一体型トイレよりサイズ感が小さいトイレも販売されているため、これも選択肢の1つに入れてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

今回はトイレの種類のうち、一体型トイレに焦点を絞ってさまざまな情報をお届けさせていただきました。

トイレを選ぶ際に最も重視するべきなのは、それぞれのご家庭の生活スタイルと一致するものを選ぶことです。日本のトイレはとても性能が高く、あらゆるニーズに対応する商品が各メーカーから出されています。ぜひご家族全員にとってベストなトイレを選べるよう、色々なメーカーのショールームに足を運び、実物を目にした上で検討されてみてください。

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