過去に外壁塗装を施工させていただいたお客様へ

過去に外壁塗装を施工させていただいたお客様へ
2012年6月10日 (日)



オリバーでは創業以来、毎年200件ほどの外壁塗装工事をさせていただいておりますが、
工事が終わって数年たってからのメンテナンスも誠心誠意させていただいております。
その中で一番多いメンテナンスは・・・
凍害によるサイディングボードの「爆裂」です。
写真は新築後6年しかたっていないのに爆裂が発生している写真。
表面には出てきていなくても内部からは確実にダメージを受けています。
ダメージを受けているサイディングボードは内部までめくってみるとやはりボロボロ。
塗り替えの塗装前に爆裂の症状が少しでも出ている場合はオリバーでは部分的な張り替えを行ってから
施工させていただいていますが、問題なのは、塗装時に表面上は問題ないように見えても
数年後に塗り替えた塗膜の内部から時限爆弾のように爆裂が発生してくるケース。
塗装後1年後に発生するケースもあれば、なかには5~6年経過してから出てくるものもあります。
残念ながら弊社でダメージを見抜けずに塗り替えを行って、その後爆裂が出てきた場合は、
保証期間が切れていても実費でのメンテナンスを行っています。
保証期間終了後は全額永年無料とはもちろんいきませんが、材料代などの実費にてメンテナンスは
受け付けています。
今日もたまたま、私が店舗でお話しさせていただいたお客様が同様のケースでお困りの様子でしたので
会社としての対応をお話しさせていただきましたらご納得されていた様子でした。
北陸のような寒冷地では、お客様から塗り替えの要望をいただいたとしても、安易に工事してはいけないケースもあります。
プロとして、しっかり現状の診断を行い、痛みの原因を判断し、工事を行った際のお客様のリスクについても
全てしっかりと説明する必要があります。
ですから、工事をする工事技術以上に外壁の痛みの診断を行う知識と経験、また、現状の素材と家の
構造にあった工事を提案する知識と経験が重要です。
オリバーには外壁リフォームのエキスパートが沢山在籍しています。
決して建築のプロだからと言って外壁リフォームのエキスパートとは限りません。
是非、お客様には会社選びに失敗されないように何社かにご相談されることをお勧めします。
外壁のエキスパートを名乗る弊社でも年数が経過するごとにメンテナンスが必要なケースも発生します。
業者としてもお引渡し時だけではなく、自社の施工した物件への責任を自覚してお付き合いしていくことが
求められます。
お客様のためへの健全な会社の方針と、メンテナンスに対応できるだけの健全な経営を
行っていくことが必要ですね。
デフレで物が安くなる時代ですが、住宅に関わることは手抜きや安物買いは禁物ですね!
この業界に関わるものとして常に緊張感をもって意識していかねばいけないと思います。
今日、対応させていただいたお客様にあらためて感謝いたします。