リフォームコラム

知っておきたいリフォームのポイントや
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リフォームをご検討の方に役立つ情報をご紹介しています。

使っていない和室がカビだらけ!洋室にして子供部屋にしたい!
内装
2022年8月22日
子供部屋がそろそろ必要。そんなとき、使っていない和室を子供部屋にするケースがよくあります。しかし使っていない和室は物置になっていて、カビだらけになっていることも。そんな部屋を子供部屋にするのは不安もあるかと思います。でもご安心ください。カビだらけになってしまった和室でも、清潔で快適な洋室にリフォームすることは可能です。家族みんなが満足する子供部屋に大変身できますよ。この記事では、カビだらけの和室を快適な子供部屋にリフォームするポイントを紹介します。カビの原因、必要な工事、子供の自立を促すポイントを詳しく解説しますね。

和室になぜカビが発生するの?原因を知っておこう

まずは和室にカビが発生してしまう原因を知っておきましょう。原因を知ることで必要なリフォームのポイントもわかりますよ。

 

使用頻度が低く風通しが悪い

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使用頻度の低い空間は風通しが悪くなり、空気が循環せず湿気がたまります。そしてカビ菌は湿気がある状態が大好き。畳やじゅらく壁などの自然素材は、湿気を吸収しやすい素材です。そのため使っていない和室は湿度がこもってしまい、カビが生えやすくなります。和室を物置として使用していると、他の居室と比べ使用頻度が低い状態になり、カビの原因をつくってしまうのです。

 

物がたくさん置かれている

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物がたくさん置かれている状態も、空気が循環しない環境を作っています。物が多いとそれだけホコリがたまる場所も増えますよね。それに物が多いといくら掃除機をかけても、ホコリが取り切れない場所が発生します。カビはホコリなどの汚れも大好き。そして物があることで風が通り抜ける道が遮られてしまいます。ホコリの汚れと空気の循環ができていない状態が重なり、カビが発生する空間となってしまうのです。

 

日当たりが悪くジメジメ

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和室の日当たりが悪く、つねにジメジメした状態なのも、カビが生える原因となります。カビは高温多湿の環境が大好きだからです。日当たりがいいと室内の湿度は下がりやすいですが、日当たりの悪い部屋は常に湿度が高い状態。さらに使っていない和室の場合、その湿度を下げるために換気もしなくなり、どんどんカビが生えやすい環境を作ってしまいます。

カビの発生原因を知っておけば、リフォーム後の室内や水回り空間の維持にとても役立ちます。ぜひ覚えておいてくださいね。

 

和室を子供部屋にするために必要なリフォーム

和室を子供部屋にするために洋室に変えるリフォームがおすすめです。なぜなら洋室は清潔に保つことができ、見た目もおしゃれになり快適だからです。和室を洋室の子供部屋にするのに必要なリフォーム内容を解説します。

 

畳をフローリングに変更

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まずメインとなる工事は、畳をフローリングの床にすることです。床がフローリングだと家具が置きやすく、掃除も簡単になるため、子供部屋が快適になります。机やベッドを置くのに、フローリングだと家具の選択肢が広がります。またお菓子やジュースをこぼしたときも、フローリングでしたら床への染み込みを心配しなくてすみますね。フローリングの床はフロアワイパーや掃除機も使用しやすいので、お子さんが自分で掃除をするのに適しています。

 

じゅらく壁をクロスに変更

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和の要素が強い「じゅらく壁」をクロス仕上げの壁に変えるリフォームも必要です。じゅらく壁とは、古くから和室の壁に使われる伝統的な土壁。メリットは、和のおもむきがあること、調湿機能や防火性能もあることです。その一方で湿度を吸いやすいため、換気が悪いとカビが生えてしまうことも。また洋室にリフォームするのに和のおもむきは敬遠されがちです。そのため、洋室リフォームの際はクロス仕上げの壁に変えるのが一般的ですよ。

 

和室特有の木目天井をクロスに変更

昔ながらの和室は天井を木で仕上げています。そんな木目の天井を白いクロスに変えることで、部屋が明るい印象になります。子供部屋のリフォームに必要な工事のひとつです。木目の天井の木は軽量なため、クロス仕上げにするには野縁という天井裏の軸部分も補強が必要になります。実際の工事内容はリフォーム業者が確認しますので、ご安心ください。また木目の天井は本物の木ではなく化粧プリント合板を使用していたり、木目のクロスを使用しているケースもあります。木目のクロスを使用している場合は、クロスを洋室に合ったものに貼り替えるだけなので比較的簡単な工事内容といえます。

 

押し入れをクローゼットに変更

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子供部屋をつくると、お子さんの洋服も自分で管理したいというケースが多いです。そのため、押し入れをクローゼットに変えるリフォームを同時にすることがほとんど。やはり自分の洋服を自分で管理するというのは、お子さんの自立を促すのに大きな効果があります。洋服以外にも、勉強道具や雑貨など、お気に入りのアイテムを自分の部屋に収納できますよ。子供部屋にクローゼットを作る工事はぜひ取り入れてくださいね。

 

ふすまをドアに変更

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和室のふすまを洋室のドアに変えるリフォームも必要です。木製のドアにすることで、洋室の空間に変身できます。また、ふすまが何枚もあるような和室でしたら、ふすま部分を壁にする場合もあります。その他にも、ふすま紙をクロスの紙に張り替えて洋室にマッチする洋風ふすまにする選択肢もあります。和の雰囲気がたっぷりなふすまは、予算や目的に合わせてリフォーム方法を考えましょう。

 

障子をカーテンなどに変更

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窓についている障子も和室を印象づける大きな要素ですので、カーテンなどに交換しましょう。障子を取り外し、障子枠にカーテンレールを取り付けるだけですので、工事内容は簡単です。カーテン以外にも障子枠にロールスクリーンやブラインドを取り付けるのもスッキリしておしゃれですよ。窓まわりはインテリアの重要な要素です。おしゃれな窓まわりをリフォームで演出してくださいね。

 

子供が自立しやすい子供部屋のポイント

子供部屋をリフォームで新たに作る時は、内装だけでなく子供が自立しやすい環境であるのかも考える必要があります。子供が自立しやすくなるために大切なポイントをおさえておきましょう。

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子供部屋はいつから必要かを話し合おう

ruuru子供部屋が必要な時期は各家庭で異なります。子供が自分の部屋をほしいというタイミングだったり、勉強に集中したいと思うタイミングだったり、それぞれのタイミングがあるはずです。まわりの家庭に影響されたからなんとなく子供部屋を作るよりも、子供部屋を作ってこんな生活がしたい!と明確なイメージができていると、お部屋づくりがうまく進みます。いつから子供部屋が必要なのかは、お子さん本人の意見を尊重して家族で話し合ってみてください。

 

子供と一緒にルールを決めよう

子供部屋で子供が過ごすということは、親の目が行き届かなくなる時間が増えることになります。それに伴い、さまざまな心配事が増えることでしょう。あらかじめ親子で子供部屋で過ごすときのルールを決めておくのが大切です。たとえば、スマートフォンは子供部屋で使用しない、寝る前に机の上を片付ける、などお子さんが自分で守れることを前提に一緒にルール作りをしましょう。お子さんも自分で約束したルールを守ることで自立する意識が芽生えます。

 

清潔を保てる工夫をしよう

子供部屋を与えたら、いきなり整理整頓や掃除が一人でできるようにはなりません。最初の頃は親が手伝ってあげながら、自分で片付る習慣を身につけていきましょう。徐々に自分の部屋を快適にするために清潔を保つという意識を持つようになります。あせらず時間をかけてサポートしてあげてくださいね。

 

子供の意見も取り入れてお気に入り空間にしよう

子供部屋は子供のプライベート空間です。インテリアのセレクトやレイアウトは子供の意見も取り入れてみましょう。そうすることで子供部屋が一番のお気に入り空間になります。快適に過ごすことはもちろん、インテリアを意識することで、幅広い分野への興味を持つようになるかもしれません。カーテンの柄を選ぶ、クッションの柄を選ぶなど小さなものでもいいので、お子さんの意見を取り入れた空間を作りましょう。自分で決めたものを長く愛用することは、貴重な経験ですよね。

 

まとめ

使っていないカビだらけの和室を快適な子供部屋にリフォームするポイントを紹介しました。まずはカビの原因を知っておくことが大切です。物を置きすぎないこと、換気をして風通しをよくすることを心がけましょう。そしてお手入れのしやすい洋室に変えることで、清潔を保てますし、見た目もおしゃれな子供部屋となります。また子供部屋をつくりお子さんの自立を促すためには、家族の協力がとても大切です。家族の関係がよりよくなり、お子さんの成長も実感できる、そんな子供部屋作りを楽しんでくださいね。お子さんにとって、リフォームを伴う子供部屋づくりはかけがえのない体験になりますよ!

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