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ウォークスルークローゼットとウォークインクローゼットの違いとは?機能性を徹底検証!
内装
2022年6月13日
最近住宅リフォームのご要望として多いのは、ウォークスルークローゼットの導入です。
この2種類のクローゼットの違いまでは、あまり知らないという方も多いのではないでしょうか。
近年、ウォークスルークローゼットは、使い勝手の良さで注目を集めています。
今回は、ウォークスルークローゼットとウォークインクローゼットの違い、それぞれのメリット・デメリットや機能性、設置場所などについて解説します。

ウォークスルークローゼットウォークインクローゼットの違い

 

まずこの2種類のクローゼットの違いは、出入口の数です。

ウォークスルークローゼットは出入り口が2箇所あり、2部屋を繋いで設置できるため、クローゼットとして使用する以外に生活動線として使用することもできます。

ただ、人が通れるスペースを確保しなければならないため収納数はそれほど多くできません。

つまりウォークスルークローゼットは、通り抜けができるためクローゼットと通路を共有しているスペースとして活用が可能なのです。

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▲ウォークインクローゼット

一方、ウォークインクローゼットは出入り口が1箇所なので、収納を目的とした小さな部屋として使用されています。

人一人が入れるスペースがあれば良いので収納力があり、さまざまな物を収納することが可能です。

ただ、詰め込みすぎるとカビが生えてしまうことがあるので注意しましょう。

出来るだけたくさんのものを収納したい場合には、ウォークインクローゼットが理想的ではないでしょうか。

家の床面積が狭いけれど人が自由に出入りできるクローゼットが欲しい場合には、ウォークスルークローゼットが適しています。

このクローゼットは行き止まりがないため、利便性がよく通り抜けられることでスペースの有効活用ができます。

動線と収納スペースを上手く兼ね備えたウォークスルークローゼットは、効率よく家のスペースを利用する便利な収納の手段といえるでしょう。

 

ウォークスルークローゼットのメリット

 ウォークスルークローゼットのメリットは、回遊性が向上することです。
収納と通路を兼用しているため、生活動線に配置することで無駄のない効率的な動線を確保することができるでしょう。
また、ウォークスルークローゼットは出入り口が2箇所あるため、採光の確保と風通しが良くなります。
そのため明るさと衣類などのカビ対策になり、良好な環境で収納ができるのです。

ウォークスルークローゼットのデメリット

 ウォークスルークローゼットのデメリットは、収納量が少し減ることです。
収納スペースと移動するスペース(通路)をしっかり確保しなければ通り抜けづらくなったり衣服が取りにくくなったりします。
また、設置場所を間違うと使いにくいクローゼットになることも。
生活動線に設置しなければメリットを活かせられないので、設置場所をよく検討することが必要です。
洗面脱衣所など湿度が高い場所に設置する場合は、カビ対策をしっかり行いましょう。

 

ウォークインクローゼットのメリット

ウォークインクローゼットのメリットは、広い収納スペースでたくさんの衣類などが収納できることです。
通常のクローゼットより広いため、収納方法を自由にカスタマイズできます。
例えば、衣類の他にカバンや帽子などさまざまなファッションアイテムも収納できますし、
キャリーケースや季節物のサーキュレーター程度の大きさなら十分収納は可能です。

ウォークインクローゼットは奥行きがあり広いため、収納物を選ばないクローゼットといえるでしょう。

 

ウォークインクローゼットデメリット 

ウォークインクローゼットのデメリットは、広いスペースが必要なことです。

収納量は増えますが、あまり大きく作ってしまうと部屋のスペースが狭くなり窮屈になるかもしれません。

クローゼットそのものが一つの小部屋になるため、照明が必要で家具の造作があれば費用もかかります。

家の床面積に余裕のある場合は、スペース的な問題はありませんが、限られたスペースの場合は部屋とのバランスをよく考えてリフォームしましょう。

 

2種類のクローゼットの選び方

 どちらのクローゼットを選択するべきなのか、判断基準を解説します。

生活動線から選ぶ 

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家の中で移動する場合に必ず通る生活動線があります。

その動線の途中に収納があれば便利なのにと感じた場所には、ウォークスルークローゼットの設置を検討しましょう。

ウォークスルークローゼットで着替えや収納ができれば、そのまま移動が可能で無駄が省けます。

生活動線以外であれば収納力のあるウォークインクローゼットが良いでしょう。

 

 

どのように活用したいかで選びましょう

 ファッションアイテム以外にもさまざまな物を収納したい場合は、ウォークインクローゼットが適しています。

また、扉を閉めることでプライバシーも守れます。

反対にウォークスルークローゼットだと、多くのものを収納したい場合収納力が足りません。

家族の人数が多く、たくさんの衣服や荷物のあるご家庭はウォークインクローゼットがおすすめです。

一方、ウォークスルークローゼットは、人の移動途中に収納したり着替えたりしたい場合に適しています。

一人暮らしの人で忙しい人や時間を短縮したい人、効率的に無駄な動きを無くすことが目的の場合は、ウォークスルークローゼットがおすすめです。

 

2種類のクローゼットの設置場所

 ウォークスルークローゼットウォークインクローゼットの具体的な設置場所について解説します。

 

ウォークスルークローゼットの設置場所

 ・洗面脱衣所に設置

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入浴後の着替えやタオルなどの収納も可能なので一連の動作が一度に済みます。

リビングやホールと繋ぐことで2階や寝室へ無駄なく移動が可能です。

湿度が高い場所なので除湿対策を意識しましょう。

 

・玄関・ホール間に設置

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玄関からホールに移動する動線にシューズクロークやゴルフバッグ、ベビーカーやペットのお散歩グッズなど、出かける場合に必要な物を収納し移動に無駄がありません。

 

・玄関ホール・キッチン間に設置

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食材の買い物から帰宅した際、ホールから入るパントリーとして設置すると、食材の収納が効率的になります。

ストック物をパントリーで収納し、冷蔵庫へ直行するスムーズな動線が実現できるでしょう。

 

 

ウォークインクローゼットの設置場所

 ・主寝室に設置

通常ウォークインクローゼットは、主寝室に設置することが多くあります。

もしスペースがあれば、各子供部屋にも設置すると収納力があるため便利でしょう。

 

・2階のファミリークローゼット

2階の各部屋に設置が難しい場合に、ファミリークローゼットとして活用する方法があります。

各部屋のクローゼットでは収まり切らないものを、家族で共有するクローゼットとして設置すると良いでしょう。

 

まとめ 

ウォークスルークローゼットウォークインクローゼットについて解説してきました。

ウォークスルークローゼットは、生活動線に設置すると便利で無駄なく効率的な移動が可能になります。

一方、ウォークインクローゼットも収納力があり、衣服や荷物が多い方には魅力的です。

それぞれの家族のライフスタイルや条件によって、どちらのクローゼットを選択するのが最適なのかよく検討してリフォームしましょう。

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