リフォームコラム

知っておきたいリフォームのポイントや
みなさまの暮らしに役立つ豆知識など、
リフォームをご検討の方に役立つ情報をご紹介しています。

玄関ドアを交換したい!どんな種類・メリットがあるの?
その他
2022年2月21日
家のイメージを現す玄関ドアをリフォームで交換したいという人は、沢山おられるのではないでしょうか。
玄関ドアを替えたくなるタイミングは、不具合がある場合や綺麗に新しくしたい、防犯性の向上や使い勝手の良いキーシステムにしたい、開き戸から引き戸にする必要に迫られているなどです。
今回は、玄関ドアをリフォームで交換したい人に参考になる、玄関ドアの種類や特徴、メリットや費用の相場まで紹介します。

玄関ドアの種類

玄関ドアの種類は、いったいどれくらいあるのか解説します。

 

 開き戸

開き戸最近の新築住宅の玄関ドアは、昔に比べて開き戸の方が多いのではないでしょうか。
開き戸の玄関ドアは間口は狭いですが、気密性があり断熱仕様のドアが家の断熱性能を上げていることも選ばれる要因の一つです。
また、防犯性も高く玄関内への採光や、換気機能のあるドアも販売されています。
玄関ドアの開き戸はそれぞれの機能性がアップし、デザインやカラーバリエーションも豊富で家のイメージに合ったドアを選ぶことが可能です。
また、開き戸にも種類があり、建具1枚の片開きドアや2枚扉の両開きドア、ドア本体と子ドアの2枚で構成されている親子ドアなどがあります。

 

 引き戸

引き戸玄関の扉には、開き戸だけではなく玄関引き戸もあります。
引き戸は開き戸に比べて、建具にわずかな隙間ができるため気密性と断熱性がやや劣ります。
たくさんの買い物をして手荷物がいっぱいで、手が塞がっている時など開き戸は面倒で扱いにくいものです。
また、引き戸は大きな荷物を搬入搬出する場合や力の弱い小さなお子さまや高齢者でも簡単に開閉できます。
他には、家族に車椅子の方がいたり、介護でバリアフリーが必要な高齢者がいる場合にも引き戸は便利で安心です。
玄関引き戸は、採光が取れるため玄関が常に明るく、網戸も設置できるため風通しも容易にできます。
引き戸の種類には、1枚建具の片引き戸や2枚建具の引き違い戸、2枚建具を両サイドに引き分ける引き分け戸、壁に引き込むタイプや4枚建具で両サイドが固定されているタイプなどいろいろな種類があります。

 

 

玄関ドアのそれぞれの特徴とメリット

玄関ドアの開き戸と引き戸のそれぞれの特徴とメリットを解説します。

 

 片開きドア

片開きドア1枚のドア本体で、左右どちらかに開閉するシンプルでスタンダードな玄関ドアです。
気密性と断熱性に優れ、採光や換気もできるタイプもあり、たくさんのデザインやカラーの中から選ぶことができます。
また、簡単操作で使い勝手の良いキーシステムがあります。
指一本で施錠や解錠ができたり、ドアに近づくだけで解錠できたり、リモコン操作やスマホを利用した施錠や解錠が可能なものもあります。
断熱性の向上と安全な防犯対策や使い勝手の良さがメリットです。

 

 

 

 

 両開きドア

両開きドア1枚の片開きに対して2枚の建具があり、両方に開くタイプの玄関ドアです。
玄関の開口サイズが広く取れるので、大きな荷物の搬入搬出が容易で左右どちらを開けても出入りができるので都合に応じて使い分けられます。
また、片開きドア同様にキーシステムが適用されます。
断熱性の向上と防犯対策や使い勝手の良さに加え間口が広いことがメリットです。

 

 

 親子ドア

親子ドア1枚ドア本体と子ドアの2枚で構成され、必要に応じて子ドアも開閉できるタイプのドアです。
通常は片開きと同様に開閉し、大きな荷物などの搬入搬出の場合に子ドアも開けて玄関間口を広く確保することができます。
また、片開きドア同様にキーシステムが適用されます。
断熱性の向上と防犯対策や使い勝手の良さに加え、片開きより間口が広いことがメリットです。

 

 

 

 

 内片引込み戸

内片引込み戸建具1枚の片引き戸で、壁の中に建具が入るため室外側からの見た目もスッキリして、シンプルでおしゃれな引き戸です。

 

 

 

 

 

 外片引込み戸

外片引き込み戸内片引込み戸とは反対に、外壁に引き込まれるタイプなので内側の壁を有効に活用することができます。
内側の壁に電気スイッチやニッチなど自由につけることができます。

 

 

 

 

 

 引き違い戸(2枚建)

引き違い戸(2枚建)2枚建の引き違い戸は最も一般的なタイプで、2枚の建具を左右にスライドさせて開閉する引き戸です。
また、各メーカーのデザインやカラーのバリエーションも豊富で、比較的リーズナブルな価格帯の商品です。
左右どちらからでも出入りできるので便利に使用することができます。

 

 

 

 

 

 

 引き違い戸(4枚建)

引き違い戸(4枚建)4枚建の引き違い戸は4枚の建具が入り、開口が広く取れるため出入りがしやすく、大きな荷物も容易に出し入れすることができます。
しかし、それだけの大きな間口が無いと設置は難しくなります。
このタイプの引き戸は、玄関が広く立派な日本家屋の和風建築に多い玄関引き戸です。

 

 

 

 

 

 

 引き分け戸

引き分け戸引き分け戸は、4枚建具で両サイドの建具は固定され中2枚の建具が可動します。
建具2枚分の開口があるため、比較的広く使いやすいタイプで、人の出入りや荷物の出し入れにも便利です。

 

 

 

 

 

内引き込み戸

内引き込み戸 建具は2枚で両サイドの壁に引き込むタイプの玄関引き戸です。
開口は建具2枚分のスペースがあるので、引き分け戸と同じ開口が確保することが可能で便利です。

 

 

 

 

 

 

 

 袖付2枚連動引き込み戸

袖付2枚連動引き込み戸建具は3枚で内側に1枚が固定され、外側の建具をスライドさせることにより2枚目の建具も連動して開閉します。
本来引き違い戸の開口しかない場合でも、2枚建と比べて1.3倍以上の開口幅を確保できます。
バリアフリー対応の大開口なので、車椅子の人にも優しい設計で人気の高い引き込みタイプです。

玄関ドアをリフォームで交換することは、綺麗に新しくなるだけではなく断熱性能のアップとキーシステムによる万全な防犯対策が可能で、使い勝手がよくなります。

 

 

 

 

玄関ドア交換の費用相場

 

費用相場玄関ドアの交換は、既存の枠の上から新しい枠を取り付けるカバー工法が主流になっていますが、これは玄関ドアの大きさが同じ場合に限った工法です。
玄関ドアのサイズや種類を変える場合は、壁を壊して工事をする必要が出てくるので費用がかさみ、工期も長くなります。
玄関ドアの交換費用の相場は、メーカーや製品よって異なりますが、カバー工法で片開きドアで10〜25万円、親子ドアで15〜30万円、両開きドアで20〜35万円程度が一般的な相場です。
また、引き戸の交換に関しては、既存のドア枠を残しドアのみ交換は20〜30万円程度、新規のドア枠から施工の場合は40万円以上、壁を解体しての工事は100万円以上かかることもあります。
料金はあくまで相場なので、詳しくは業者に見積もりを取りましょう。

 

 

まとめ

玄関ドアの交換は、断熱性や防犯性を意識して将来を見据えた上でどのタイプの玄関ドアが適しているかをよく考えて選ぶことが重要です。
各家庭に合った玄関ドアを選んで、玄関ドアのリフォームを成功させましょう。

関連キーワード:
エクステリア
おすすめ記事
その他
2022年10月10日
リフォーム玄関ドア人気ラインナップ③【三協アルミ ノバリス編】
続きを読む
その他
2022年10月3日
リフォーム玄関ドア人気ラインナップ②【LIXIL リシェント編】
続きを読む
その他
2022年9月26日
リフォーム玄関ドア人気ラインナップ①【YKK AP かんたんドアリモ編】
続きを読む
その他
2022年7月18日
実際の施工事例でご紹介!リフォームをする上で気になる点!これだけは知っておきたいポイントは?【玄関リフォーム編】
続きを読む