外壁の塗り替えサインを見逃さないポイント

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外壁の塗り替えサインを見逃さないポイント
外壁・屋根
2021年4月26日
人間と同じく、世の中のあらゆるものは時が経てば変化します。みなさまのお家も、建てた時は新築で美しかった住宅が、時間が経てば経つほどに、あちこちに劣化が現れてしまいます。
劣化が著しく現れやすい箇所の一つとして挙げられるのが外壁です。
さまざまな要因によって劣化が進行した外壁の老朽化は、多くの場合において表面に施された塗装の劣化から始まるのです。
一般的に、外壁の塗装を塗り替える目安として「10年」と言われています。
一言で外壁の塗り替えと言っても外壁塗装に用いられている塗料にはたくさんの種類があり、耐用年数も塗料ごとに異なります。
例えば、既存の建物に使われている塗料は、大まかに、アクリル系塗料、ウレタン系塗料、シリコン系塗料、フッ素系塗料、無機系塗料の5種類に分けられます。
更に目安として、アクリル系は5~7年、ウレタン系が6〜10年、シリコン系が8〜15年、フッ素系が15~20年、無機系が20〜25年という耐用年数の基準が存在しています。
今回はこちらで住宅の外壁の塗り替えのタイミングについて具体的にご紹介させていただきます!

外壁塗装が劣化してしまう三大要因

そもそも、外壁は何が原因で劣化していくのでしょうか?
サイディングやモルタルなどの外壁の表面はある程度の年数が経つと劣化してしまいます。堅くて丈夫な外壁の表面なのになぜ劣化してしまうのでしょうか。劣化する要因としては、主に経年、太陽光、風雨の3つが挙げられます。

その1 経年劣化

toryo経年劣化については上記で述べさせていただいたように、塗料には耐用年数があるため、決して避けることはできません。
こまめにメンテナンスをしながら大切にしていた住まいも、塗料ごとの耐用年数を越える頃までにはどうしても何かしらの不具合が生じてしまいます。

 

 

 

その2 太陽光による劣化

taiyoukou太陽の光に含まれる熱と紫外線も、塗料が劣化する原因になります。
熱や紫外線に長い期間さらされることで、外壁に塗布された塗料の合成樹脂、塗膜の成分が分解されてしまうことが太陽光による劣化の仕組みです。簡単に言うと紫外線による化学反応により、塗り付けられていた壁面からいずれ剥離してしまうと言うことなのです。ですから劣化の進行具合は日照時間によって顕著な差が出てきます。
例えば、同じ建物でも日当たりの良い南側とそうでない北側では、基本的に南側の方がダメージを蓄積しやすい傾向があります。もしかしたら、ご自宅の南側と北側を見比べてみると、興味深い差が見つかるかもしれません。

その3 風雨による劣化

gouuまた、台風や豪雨など激しい風雨が壁面に打ち付けることでも外壁塗装の劣化は進行していきます。雨や風が当たることによって、耐久性や防水効果が少しずつ削られてしまうからです。外壁に水分を含んでいるとそこからコケやカビなどの菌類が繁殖してしまいます。これは外壁にとって良いことではありませんよね。
このように劣化の原因は太陽光に雨風などいずれも防ぐことが難しいものばかりですが、原因を把握して対処法をチェックすることで適切な対策を行うことが可能です。

 

 

早期発見でメンテナンス

外壁の劣化を補修するためには、まず劣化に気付かなくてはなりません。
劣化のサインを知り、なるべく早く塗り替えのタイミングに気付くことが大切です!
塗り替えのサインとして挙げられるのは、主に
・サビ
・色褪せ
・ひび割れ
・剥がれ
・チョーキング
などです。

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サビ、色褪せ、ひび割れ、剥がれの4つは、外観をいつも気にかけていらっしゃれば気付きやすい症状だと思います。
まずは「サビ」ですが、これは外壁において金属が露出している部分が錆びてしまう現象を指します。サビの発生した外壁は、建物に廃れた印象をもたらし見栄えを大きく損ねてしまいます。
さらに、外見上の問題だけでなく内部にまでサビが侵蝕してしまうと建物の耐久性が大幅にダウンしてしまうので、修繕しようにも大きな費用負担が発生してしまいます。
次に「色褪せ」。これは塗装の色が経年によって薄くなってくる現象で、主に紫外線の影響によって引き起こされます。
なお、地域の環境によっては、酸性雨の影響で塗装が痛んで、色が褪せてしまうこともあるようです。
最後に「ひび割れ」や「剥がれ」ですが、これは太陽光や車の行き交いなどで発生する日々の微細な振動などの影響で発生することが多い症状です。塗装に亀裂が入り、剥がれてきてしまった状態を指しています。
これも建物にとって大きなリスクになることは、先ほどもご説明させていただいた通りです。
hibiwarechookuさて、もう一つのサインであるチョーキングは、知識がなければ、少し気付きにくいかもしれません。
チョーキングとは、壁を触った際、手にチョークのような粉が付着してしまう状態のことを指します。紫外線などの影響で、塗料に含まれる合成樹脂が劣化して顔料を樹脂中に止める厚みを失ったことで、顔料が粉となって表に出てきてしまう事からこの現象は発生します。
知らなければ放置してしまいがちですが、チョーキングは外壁塗装が劣化している大事なサインなのです。
このように、外壁の塗り替えサインについて事前にチェックしておくことで、住宅の問題を早期に発見できることでしょう。

 

サインを見逃し放置していると?

さて、ここまでさまざまな劣化のサインをご紹介してきました。
これらを見過ごし、耐用年数を越えても外壁を塗り替えずに放置していると、どうなってしまうのでしょうか?
まず、わかりやすいデメリットとして挙げられるのは、美観が損なわれてしまうということです。tosou住宅の壁や屋根が錆びたり、ひび割れたりしていると、どうしても見た人に古い印象を与えてしまいますよ。このような状態を長く放置していると、建物の外観はどんどん劣化していくことでしょう。また、塗装には建物の内部に水気が入らないようにする、防水効果と言う役割があります。それが剥げてしまえば、建物の内部に水や湿気が入り込んで、内部の柱などを傷める原因となってしまいます。そうなれば建物としての耐久性や断熱性など、さまざまな部分に不具合が生じ、最終的には居住性が低下してしまうことでしょう。外壁にトラブルが発生した際は、適切なタイミングで外壁リフォームを行うことが大切です。

まとめ

今回は、外壁を塗り替えるサインや、劣化を放置するデメリットについて、ご紹介させていただきました。
外壁を塗り替えるサインは、サビや色褪せなどの気付きやすい現象から、チョーキングなどの気付きにくい現象もあります。また、外壁の劣化を放置していると住宅の機能が低下してしまうため、できるだけ早めに対処する必要があるでしょう。外壁の重要性を理解して定期的なメンテナンスを行い、みなさまの大切なお家の美観を長持ちさせるためのご参考になれば幸いでございます。

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