システムキッチンの食洗機だけでも交換できますか?

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システムキッチンの食洗機だけでも交換できますか?
水廻り
2021年7月1日
キッチンに必要な設備が一式揃ったシステムキッチンは、使いやすくとても便利です。
その中でも、日々の食器洗いを助けてくれる食洗機は、システムキッチンの目玉の1つと言えるでしょう!
家事を行っている人にとって、食後の食器洗いは大きな負担になります。
手間は少しでも減らせるに越したことありませんよね!そんな食器洗いを自動で済ませることができる食洗機は、システムキッチンの中でも非常に使用頻度が高い設備といえるでしょう。
しかし、システムキッチンに内蔵されているビルトイン食洗機の寿命は10年ほどと言われています。
そのため、キッチン全体よりも先に限界が来てしまうことも少なくありません。
では、さまざまな設備が内蔵されているシステムキッチンにおいて、1ヵ所だけを交換することはできるのでしょうか?
この記事では、ビルトイン食洗機の機能について取り上げつつ、交換が可能かどうかを含めてご紹介していきたいと思います。

ビルトイン食洗機ってどんなもの?

まずは、ビルトイン食洗機について、その基本的な仕様をご紹介させていただきます!
ビルトイン食洗機は、システムキッチンのうち、シンクの下に備え付けられる設備です。
卓上型の食洗機と比べてキッチン上のスペースを占有せず、給排水用のホースも表に露出しないため外見がすっきりと収まります。それでいて一度に洗える食器の容量も多いため、非常に人気の高いタイプとなっています!卓上型が3人程度までの食器洗浄を想定しているのに対し、ビルトイン型は5、6人の食器量まで対応することが可能です。
ファミリーでの使用にも適していることから、システムキッチンが導入されている新築のマンションでも、こちらのビルトイン型が採用されているケースが多くなっています。
また、ビルトイン食洗機とひとくくりにしてしまいがちですが、扉の開き方によって型が分かれている点も特徴の1つです。

 

スライドオープンタイプ

slide手前に扉を引くことで食洗機を引っ張り出すタイプのものは、スライドオープン型と呼ばれています。日本の食洗機メーカーの多くがこの型を採用しているため、基本的に目にすることが多いのはこちらの型でしょう。屈まずに使用できるため、高齢の方でも使いやすいのが大きな利点です。
他にも、
・フロントオープンに比べ節水性が高い
・開けきらなくても食器の出し入れができる
・洗剤のタイプを選ばない
などのメリットがあります。

 

フロントオープンタイプ

frontもう1つ、日本では少し珍しいフロントオープン型というものも存在しており、こちらは海外メーカーで多く採用されています。扉を手前に引いて食洗機を開閉し、カゴを引き出すことで食器の収納を行うというもので、食器の収納量が多いことから、大家族での使用に適した型だと言えるでしょう。
他にも、
・容量が一番大きい
・上下にそれぞれノズルがある
・上段、下段の使い分けがしやすい
などのメリットがあります。

 

一口にビルトイン型と言っても、スライドオープン型とフロントオープン型では、使い勝手が大きく変わってきます。そのため、食洗機の導入・交換をお考えの際はあらかじめ2つの型の特徴をしっかりと把握しておきましょう!

 

ビルトイン食洗機の交換目安は?

さて、ここで知っておきたいのはビルトイン食洗機の交換目安です。
交換の目安となる期間は、冒頭でも述べさせていただいた通り10年ほどです。
卓上型食洗機の交換目安は約7年とされているため、それに比べれば長く使えるのが長所ではありますが、それでも経年による劣化は避けられません。
10年という耐用年数はあくまで目安なので、その年数になると動かなくなるというわけではなく、使用期間が長くなるほど故障の頻度が高くなっていくというイメージです。
例えば、水漏れが起きる、洗浄が正常に行われない、食器の乾きが悪い、などがよく見られる不具合の症状と言えるでしょう。nayamu
その都度修理することで、耐用年数以上使い続けることもできますが、修理には費用がかかるため、不具合が出始めたら早めに交換することも、有効な手段です。
また、10年がおおよその耐用年数とされるのは、10年が過ぎるとメーカーが修理対応できなくなる場合が多いという点に理由があります。
どんなに大切に使ったとしても、どこかで耐久性の限界が来ることはあらかじめ認識しておきたいところ。
そのため故障が増えてきた時には新しい型に交換してしまった方が省エネ性などが向上しているため、結果的に金銭面でお得というケースも少なくないでしょう。
このように、故障している状況によって、修理・交換を検討することが大切です!

 

交換の際に知っておきたいこと

では、食洗機の交換にはどのような手順と費用が必要となるのでしょうか。

設置条件の確認

今お使いの食洗機が入っているキッチンの奥行と高さ、機器の間口を測ります。特にキッチン天板の奥行寸法が必要になります。典範奥行の規格サイズは60㎝または65㎝以上の2種類です。60㎝の場合は入れ替え可能な機種が限定されますので要注意です。
他にも、食洗機本体のボディ幅を正しく確認、ドアの高さではなく本体高さでタイプ確認などサイズの測定をしっかりしておくことが重要となります。

 

 

 

交換の費用

卓上型食洗機は、手先が器用な方なら自分で交換することも可能ですが、ビルトイン食洗機は型によって給排水管の位置が異なることがあるため、基本的に業者に依頼する必要があります。
特に、経年によって給排水管が老朽化しており、劣化している箇所を含めた交換が必要な場合は、有資格者でなければ交換することができません。
ビルトイン食洗機の交換費用は、新たに導入する食洗機の種類ごとに、おおまかに15万円以下、15~20万円、30万円以上に分かれます。必要最低限の機能だけを備えた機種であれば、およそ15万円以下。スタンダードな機種であれば、およそ15~20万円。容量が大きく取られた海外メーカーの機種の場合、30万円以上が相場になっています。

 

その他

ドアパネルを本体とは別で交換することが可能なので、ドアパネルカラーを好みに応じて選べるのも魅力の1つです。
ビルトイン食洗機の交換にかかる時間は条件により前後しますが、2時間から3時間ほどになります。数日にまたがるような工事ではないので、ある程度気軽に工事を依頼されても生活に支障は出ないでしょう。
特殊なケースとして、キッチンに井戸水を使われている場合であっても、飲料用に使える水であれば、ビルトイン食洗機を導入することが可能です!
ただし、ミネラル分を多く含む水の場合は食洗機内に白く結晶した跡が残ることもあるため、こまめな清掃が必要になります。

 

まとめ

matome今回はビルトイン食洗機について、基本的な種類と交換の目安をご紹介させていただきました。
ビルトイン食洗機が交換できるか悩み、故障したまま使われないでおくともったいないですね。
手を洗う回数が増え、アルコールで手荒れが気になる昨今にこそビルトイン食洗機を上手に活用し、少しでも家事の負担と時間を減らし、家でくつろぐ時間を大切にしたいですね。

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食洗機キッチン
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