代表ブログ

ピントのずれた質問!
2007年10月9日 (火)



「社長!バッティングなんかやってどうなるんですか?何のためにやっているんですか?」
「はぁ~っ・・・!?」
と松井の言葉に絶句してしまったオリバー小川です。
松井!キミはサイクリングが趣味の人に自転車なんかにのってどうするんですか?と言うのか?
松井!キミはマラソン選手にそんなに毎日走ることに何の意義があるんだい?と言うのか?
基本的に聞かれたことには親切丁寧に答える方の私ですが、流石にこの意味不明な質問には理解に苦しみ絶句してしまった。
きっと彼はビリヤードブームの時に、「ハスラー3」がビデオで貸し出された頃にやっと話題についていくためにビリヤードを始めるような感じであろう。
どんなことにも「導入期」→「成長期」→「安定期」→「衰退期」がある。
成長期になれば話題に上がるしブームが来ているので誰でも知り始める。安定期になる頃にはそんなブームも感度の落ちた老人でも知っている。
導入期にやるからいいのである。もちろん導入期には誰も知らない、聞いたことも無い頃から始めるのである。
先日、日本ユートの社長とお話させてもらう機会があったが、オール電化などが普及するもちろん前から、深夜電力を使った床暖房を取り扱っていた日本ユート社は、今では圧倒的なシェアを取り、この商圏では絶対にどこも追随できない存在になっている。
私は松井に言いたい。この変化の大きな時代に生きる私達は、いつどんなことに遭遇するか分からない。
いつ何時、世の中の男の価値がバッティングのうまい下手で判断される時代がやってくるかわからない。女性にもてるかっこいい男とはバッティングのすごい男が選ばれる時代になる可能性がある。
皆、松井選手やイチロー並みのバッティングを身に付けるために必死でバッティングセンターに通う時代が来るかもしれない。
町にはセンターが立ち並び、私のような上級者専用の会員制のセンターが出来、そんな男と一緒にバッティングを楽しむことが一番のステータスになる時代がやってくるかも知れない。
もちろん皆高級マイバット。
しかし、私のような黒いZETTのバットは私のような強打者しか持つことは許されず、最初は白バットしか使うことは出来ない。黒いマイバットを持って颯爽と現れる私は喝采を浴び、それだけで注目の的なのである。
昔、スキー場にスキーに行ったときに、ロシニュールの板に金具とブーツはサロモン。そんな威圧感のあるZETTのカーボン製の黒いバットである。
しかも私はレザーの肩掛けケースに入れている。
そんな時代に先駆けてやっているかも知れない私小川にまじめな顔で質問をした松井君!
時代が来たときにキミはきっと私にこお言うだろう!
「社長! あ、あ、あのぉ~、自分にバッティング教えてもらってもいいっすか?」
そんな私はこう言うだろう!
「ああ、もちろんだとも!! あっ、その白いバットを使うんだよ!」

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