生活動線に手すりをつけて筋力低下を防ぐ介護予防のオススメ!

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生活動線に手すりをつけて筋力低下を防ぐ介護予防のオススメ!
内装
2022年6月20日
高齢者のいるご家庭では、転倒などによるケガが心配ではないでしょうか?
筋力が低下している高齢者の転倒は、骨折などの重大な事故につながります。
親が高齢になり歩行が不自由になってきているが、ずっと家族が側にいてあげられない環境の方も多いはずです。
まだ体力がある内に生活動線上に手すりを付けてあげると、安全に自分で動ける行動範囲が広がります。
そのため筋力の低下を予防することができるのです。
今回は手すりを動線に設置し、高齢者が身の回りのことを一人で行うことで筋力の低下を防ぐ介護予防について紹介します。

生活動線に手すりをつけると安全

 高齢者にとって生活動線に手すりがあると、安全で安心して行動することができます。

手すりの安全性について解説します。

 

転倒防止になる

tentou手すりを設置する最大のメリットは転倒防止になることです。

高齢者にとって介護が必要になる原因はさまざまですが、転倒による骨折で寝たきりになり要介護状態になることも少なくありません。

これは、老化によって筋力の低下が原因としてあげられます。

筋力が低下すると自分の体を自由に支えることができなくなり、転倒して骨折に繋がるケースがあるのです。

 

玄関や家の中でも転倒しないようにするには、生活動線にできるだけ手すりを多く設置してあげることです。

現状、浴室やトイレには手すりがあっても、自分の部屋から目的の場所へ行く途中で転倒しては元も子もありません。

家の間取りや状況にもよりますが、よく移動する生活動線に出来る限り設置してあげることが大切です。

生活動線に手すりがあるだけで、膝の悪い人や歩行が少し不自由な人でも、たとえふらついたとしても転倒を防ぐことができます。

 

生活動作が一人でできる

setti家に手すりを設置することで、生活動作が高齢者一人でもできるようになります。

家族が手を差し伸べることは決して悪いことではありませんが、高齢者本人の自分で動こうという意識や行動を阻害してしまう可能性もでてきます。

高齢者自身も自分の身の回りの生活動作を一人で行うことによって、体も丈夫になり一人で動ける自信にも繋がります。

そのためできるだけ手すりを設置して、少しでも一人で行動できる状況を作ってあげることが大切です。

 

 

 

生活動線に手すりの設置

 具体的にどこに手すりを設置するのが良いのか解説します。

 

高齢者に優しい手すりの設置場所

 

高齢者にとって手すりが必要な設置場所は、次のようなところが挙げられます。

 

・玄関ポーチ

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玄関から道へ出るまでの支えがないと、玄関ポーチの階段などで転倒の危険性があります。

外で転倒すると、コンクリートなどで大きなケガになる可能性もあるので設置場所として重要な場所です。

 

・玄関内

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玄関土間では、靴を履いたり脱いだりする動作があります。

また、立ち上がる際には手すりがあれば、つまずきや転倒するリスクも下がります。

 

・階段

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階段の手すりは高齢者でなくても設置は必須ですが、使いやすい位置を意識することが必要です。

階段での転落は大ケガにつながるため優先して設置しましょう。

 

・浴室

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浴室は最初から必要最低限の手すりが設置されていることが多いですが、必要であれば高齢者がより使いやすいように付け足すことも必要です。

特に滑りやすい浴室には手すりは有効です。

 

・トイレ

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トイレ自体に立ち座りが容易にできるような手すりが必要です。

 

・廊下

廊下は部屋からリビングや浴室、トイレなど移動することが多いので必ず設置することが必要です。

 

・寝室

高齢者にとっては、自分の部屋にも手すりがあると移動時に大変便利です。

 

・LDK

設置できるスペースがあれば付けてあげることで行動範囲が広がります。

 

空間別手すりの設置ポイント

 それぞれの手すりの設置するポイントを解説します。

 

・玄関ポーチ

玄関ポーチは数段でも階段など段差があるなど障害物も多いので、玄関ドアから道へ出る門扉までの間に使いやすい高さに設置しましょう。

段差がある場合など片方だけの手すりで不安な方は、両サイドに設置すると転倒防止になり安全です。

 

・玄関内

玄関土間と玄関ホールの昇り降りがスムーズに行えるように、L字の手すりを適切な位置に設置するのがおすすめです。

玄関ポーチと同様に段差が困難な人は両サイドに設置しましょう。

 

・階段

階段は危険な場所なので、手すりは高齢者の使いやすい高さや握りやすさ、フィット感に気をつけて設置することが重要です。

 

・浴室

浴槽の出入りが容易にできるように、L字型やI型を適切な位置に設置しましょう。

 

・トイレ

トイレはオプションで両サイドに手すりが付いている製品があります。

トイレの立ち座りの際は非常に便利なのでおすすめです。

また、便座へ座るまでの壁面にも手すりがあるとスムーズに移動が可能です。

 

・廊下

廊下は手すりを使って歩きやすいように高さを合わせて設置すると良いでしょう。

 

・寝室・LDK

手すりの高さに注意してよく移動する動線に設置しましょう。

 

生活動線に手すりをつけると介護予防になる

 

家に手すりを付けることは、転倒防止のためだけではなく介護予防になります。

なぜ手すりの設置が介護予防になるのか解説します。

 

手すりを活用し筋力低下を防ぐ

 高齢者にとって手すりがあることは、筋力が衰えないように予防することができます。

高齢者の筋力が低下すると、しっかり足を上げて歩いているつもりでも段差で足を踏み外したり、バランスを崩したりして転倒に繋がってしまうのです。

しかし、手すりを使って歩行することで、腕で支える腕力や歩行することで足腰の筋力を鍛えることができます。

また手すりがあると、生活動作の行動範囲が広がり歩行距離も伸びます。

手すりを設置することは、自分で身の回りのことが一人でできる喜びにもつながり、高齢者にとって元気に生活できる家庭環境になるのではないでしょうか。

 

介護予防に繋げる

 家に手すりを設置することは、介護予防に繋がります。

高齢者のいるご家庭では、家族も高齢者自身も介護はできるだけ軽減させたい課題です。

介護を軽減させるためにも、高齢者の行動範囲を広げましょう。

そのために手すりを設置すれば、日常的な生活動作を補助してくれるため、高齢者の自立した生活が期待できます。

高齢者が歳を重ねるごとに歩行が少し不自由になってきたと思う方は、早めに手すりを設置して足腰が弱らないようにすることが重要ではないでしょうか。

また、手すりの設置は要介護状態であっても介助する側の負担軽減にもなります。

手すりを設置することは、家族にとっても高齢者自身にとってもメリットのある介護予防になりおすすめです。

 

まとめ

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高齢者にとって体の筋力低下は、さまざまな生活動作や行動範囲に影響が出てきます。

いつまでも健康で歩くことができれば、身の回りのことをはじめ行動する場面が増えてきます。

そして自分で何でもできれば、生活も楽しくなってくるに違いありません。

少し足腰が不自由になってきたなと思っている方は、手すりを設置して行動する内容と範囲を広げましょう。

そうすることでいつまでも健康で楽しい住環境を維持することができるのです。

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