窯業系サイディングボードの実情

窯業系サイディングボードの実情
2015年1月30日 (金)



ドリップ式のコーヒーにお湯を注ぐ際に手抜きをして粉袋をもたなかったり、カップ焼きそばにお湯を入れて3分後に湯切りの際に手で押さえなかったりしてこぼれたり、人間らしいミスをしている小川です。
オリバーでは冬季研修会が開始されている。冬の忙しくない時期に必要な研修をしている。
最近は私の考え方も変わってきたので、費用をかけて外部講師を呼んで講習してもらっている。
今回は外壁材に詳しい古畑先生にお越しいただいた。私は昨年から2回目の受講であったが
とてもいい勉強になった、
まさに窯業系サイディングボードの専門家である。
私も窯業系サイディングボードの塗装やリフォームは随分行ってきましたし、沢山の事例を
見ていますので誰よりも詳しいと思っていましたが上には上がいます。
素材や材質までありとあらゆる部分に精通している。
自己流で覚えてきた私には大きなヒントが沢山あった。
日本の住宅の平均寿命はたった30年。
この生身でもろい人間でさえ80年は寿命がある。
この日本の脆弱な家を象徴するシンボルが窯業系サイディングボードやスレート屋根材であると
考える。
脆弱な家に張られた脆弱なサイディングボード。
多くの家の新築後たったの6~7年後に様々なトラブルが発生し10年も経過しないうちに
100万円からの工事代金を消費者は負担しなければならない。
大変だな~。
どこにそんな余裕があるものか?
まだまだ日本人はあくせく余暇を減らしながら働かねばいけないのか。
そんな窯業系サイディングボードが許せない。また困っている人を助けたい。
我々が日本の住宅を守るという使命感を持っている。
最近のボードは随分良くなっているとはいえ、私は信用していない。
メーカーは一切信用しない。
自分の目で見て使ってみて、本当に良いものだけを消費者に進めていく。
メーカーのセールストークは使わない。
それがプロというものだろう。
脆弱な建材を製造するメーカー
メーカーと結託して販売する商社
何のこだわりもなくその建材を使用する工事店
3社3様に責任があり、消費者不在でこの3社に都合のよい商売が成り立っている。
不利益を被るのは消費者である。
我々は消費者に最も近い位置にいるメーカーにならねばいけない。
商品の開発から施工まで一挙に行うメーカーである。
それが外装リフォーム専門メーカーである。
正しいことを社会のために行う人が力を持たねばいけない。
もっともっとそのために力をつける。
古畑先生に教えていただき、窯業系サイディングボードが悪であるという考えが少し緩和した。
小川博司